観光庁が発表した宿泊旅行統計調査(第1次速報値)で、2023年3月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は4973万人泊で、22年同月比48.6%増、19年同月比2.8%減だった。日本人延べ宿泊者数がコロナ前の水準を回復したほか、外国人延べ宿泊者数も約8割まで回復した。
延べ宿泊者数全体の19年同月比の推移を見ると、22年12月に0.5%減となり、ほぼコロナ前の水準を回復した。23年に入ると、1月が7.5%減、2月が5.5%減と下げ幅は再び拡大。3月は改善が見られたが、プラスに転じるまでには至らなかった。
3月の日本人延べ宿泊者数は、国の財政支援による「全国旅行支援」の需要喚起効果もあり、22年同月比26.3%増、19年同月比0.5%増の4184万人泊となった。19年同月比の推移では22年10月以降、23年1月が0.1%減だったが、他の月はいずれもプラスとなっている。
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